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12月18日(木) キャメル/CAMEL - レディング/タウン・ホール 

アンドリュ-・ラティマ-/Andrew Latimar (vo., gtr.
ダグ・ファ-ガスン/Doug Ferguson (bs.
アンディ・ウォード/Andy Ward  (drms.
ピ-タ-・バーデンス/Peter Bardens (kybds.、vo.

CAMEL READING

 10月~11月までのイギリス縦断ギグが終わって12月初旬には短期ヨーロッパ・ツアーに出ていたキャメルだが、今年最後のイギリス公演の追加が2ヶ所発表された。16日のシェフィールドは遠すぎて行けないが、18日のレディングは…行けるかも…。
 新聞には、この日がキャメルの今年最後のギグで「グース」を全曲演奏するのもこれが最後と書いてあった。私自身の帰国も迫っている。私にとってもこれが最後になるはずだ。行かねば…
 レディングはブリティシュ・レイルで約30分程西に行った所で、毎年晩夏に行われる「レディング・フェスティヴァル」はここの郊外の原っぱで開催される。
 前座バンドが出る直前、ミキシングボードを見に来たスキンとばったり。早速「行こう」の一言で楽屋に連れていってもらった。

ANDY WARD perl drum
Pearl Drumsの宣伝に載ったWard君

 ドアを開けた途端、ウォード君が「あ、ミサコだろう?」と言って駆け寄って来て早口でしゃべり始めた。実は彼のお誕生日にちょっとしたプレゼントを送っておいたのだが、それが大変お気に召した様で、一方的に話し続ける。「こいつ、おしゃべりなんだ」と呆気に取られていると、一通り話し終えたら次は楽屋に来ていたお友達と話し始めた。この日はギグ最終日だからか楽屋にいろんな人が居て、こんなに混みあった楽屋を見たのは初めてだ。フィッシャーマンセーターを着たマネージャーのジェフ・ジュークスさん、スキン等のガールフレンド達、ウォード君のお友達のカップルとガールフレンドらしき女の子、バーデンスさんのガールフレンドのジュリアさん、そして私…皆がワイワイと話している時、隅でラティマー君がストラトをケースから出して指慣らしをしている。終われば丁寧にケースにしまって、次はレスポールをひょうたんケースから大事そうに取り出して指慣らしして…一通り終わったら部屋から出ていった。楽屋ではダグさんとバーデンスさんが「これ知ってる?」とクリスマスソングを次々歌い出し、お友達と映画の話をしていたウォード君まで巻き込んで3人で大合唱して盛り上がっていた。途中で部屋に戻ってきたラティマー君もとうとう引きずり込まれて4人でまるで子供の様にふざけあって大騒ぎだ。
 「さ、やるぞ!」のラティマー君の一言で彼等4人を残して他の人は部屋の外へ。
 演奏にしても、今年の最終日だからか4人共プレイを楽しんでいるのが見ていてもよく解る。
 「グース」に入る前、バーデンスが「今日が最後で…」と言いかけるとすかさずウォードがグロッケンスピールをクワ~ンと鳴らしたので「アリガト!」とウォードの方へ振り向き2人顔を見合わせて笑っていたり、ウォードはシンバルの足下に鈴やベルを取り付けており、両手がシンバル・ワークで塞がっている時足をひくひくさせながらそのベルをゆすって音を出すのだが、その格好を見てダグがニヤニヤケタケタ笑いだし、彼に気づいたウォードが又照れ笑いをし、そんな2人を見ていたバーデンスとラティマーがまた笑いと4人共和気あいあいとしてプレイしていて見ていてもとても楽しい。又、グースが飛んでいるスライドが映し出されている最中、スクリーンの裏を誰かが両手をバタバタさせ飛ぶ姿を真似て走り去ったシルエットが映り、オーディエンスが大笑いしたり、ウォードがトムトムを叩いている時この人も金づちで叩くシルエットで再び登場し、今度はウォードも振り返って彼に気がつきゲタゲタ笑いだしたり…。アンコールの「ゴッズ・オブ・ライト」ではラティマーがジングルベルのフレーズを途中に入れてサーヴィスしてくれた。そして最後にバーデンスがスタッフ全員の名を呼び上げ感謝の言葉を述べていた。その場に居た全員が暖かな気持ちで今年最後のギグは終わった。

LATIMAR storato

 思い起こしてみれば、キャメルのロンドン・オープニング・ギグからラスト・ギグまで思いがけず彼等に付き合ってしまったわけなのだが、解散寸前まで追いつめられていたバンドが1枚のアルバムがヒットしたおかげであれよあれよと言う間に人気が出、ビッグネームに成っていく過程を傍で見、共に体験出来たのは1ファンとしてとても楽しく貴重でエキサイティングな1年だった。
 キャメルは翌76年の春、「ムーンマッドネス」のリリースと共に念願だったアメリカ公演も成功させ、今やプログレの代表的バンドの一つとして第一線で活躍しているが、その間にダグは脱け、バーデンスは去り、ウォードも出ていって、ラティマー一人がキャメルの名前を守り、2002年はデビュー30周年を迎えたそうだ。
 しかし、私にとってキャメルはラティマー、ウォード、ファーガスン、バーデンスの4人であって、75年のあの4人の楽しそうな演奏シーンがたまらなく懐かしい。
 ありがとうキャメル。そして亡くなってしまったバーデンスさんにこのレポートを捧げます。

geini BARDENS
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