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8月30日(土) ヴァン・ダー・グラァフ・ジェネレイター/VAN DER GRAAF GENERATOR - ロンドン/ニュー・ヴィクトリア・シアター 

ピーター・ハミル/Peter Hammill  (vo., gtr., kybd.
ヒュー・バントン/Hugh Banton    (org., bs.
ディヴィド・ジャクスン/David Jackson  (sax, fl.
ガイ・エヴァンス/Guy Evans   (drms.

VdGGTicket

 71年に「ポゥン・ハーツ」をリリースしてから沈黙を守り、既に伝説となっていたヴァン・ダー・グラァフ・ジェネレイターが再結成されたというので早速ティケットを買いに行ったら売りきれていた。そんなアホな!と思っていたら追加公演が出た。今度は劇場も変わり、初回より1000席程多いニュー・ヴィクトリアだ。今度こそとボックス・オフィスへ駆け込んだら、最前列の真ん真ん中の席にあたってしまった。ここはステイジからも丸見えで、途中席を立つ事も出来ない。つまり、演奏がひどければ途中で帰ろうと思っても演奏者から見えてしまうので逃げ場の無い席だ。
 当時の私はVDGGに関してはほとんど知らなかった。ただ友達が「ここのキーボードさんは凄いよ」と言っていたのでどれ程すごいのか確かめてみたかったのだ。
 ちょっと遅れて会場へ入ったら既にショウは始まっていた。暗やみの中をこそこそと一番前まで息を潜めてていったのだが、それ程会場はシーンと静まり返っており、ステイジからは強烈なサウンドが鳴り響いていた。

VdGGチラシ
劇場のチラシ
 ステイジ左端にスピーカーとコントロール・マシンに囲まれてハモンドC-3を弾くバントンが居る。足を忙しく動かしていると思えば、ちゃんとフットペダルでベイスを弾いているのだ。どうりでこのバンドにはベイシストが居ない。後方ではイヴァンスがバタバタとドラムを叩いている。そして黒いレザーの帽子をかぶってサックス、フルート等を吹きまくるジャクスン。それから右端に、赤の絞りのTシャツに無精ヒゲをのばし、エレクトリック・ピアノを叩くように弾きながら眉間にシワをよせ、叫ぶように歌っているヴォーカルのハミル。
 1曲目が終わると同時に物凄い拍手が沸き上がり、ハミルが曲の紹介を始めると、また水を打った様に物音一つしない程静まり返る。
 2曲目が始まった。ハミルは歌詞の一言一言に感情を封じ込める様に、高音部から低音部まで使い、歌うというよりは唸り怒鳴りわめき散らしそして囁く。これらの歌詞の英語が聞き取れて意味が解れば…ととても悔しい。
 バックもヴォーカルに負けず劣らず凄い。ジャクスンは2本のサックスを同時に吹き、その時どピンクのライトが下から当たる。こわい。バントンは様々な仕掛けをハモンドに取り付けているらしく、教会風の音からアヴァンギャルドな音まで自在に出している。時々ハモンドを離れてフェンダー・ムスタング・ベイスを弾く時もある。ハミルは足をバタバタさせながらホーナー・クラヴィネットを弾いたり、白いフェンダー・ストラトカスターを弾いたりするが、音が外れてもあのシャウト気味のヴォーカルが被さるので余り気にならない。ショウはこの時点で発売されたばかりの「ゴッドブラフ」全曲と次に発売された「スティル・ライフ」から1曲、VDGGとハミルのソロ・アルバムからそれぞれ数曲ずつでセットされていた。
 とにかく、2時間近くハミルとVDGGのサウンドに耐えられるかという、私にとっては我慢大会の様なコンサートで、終わった時にはドッと疲れてそそくさと会場を後にしたのだが、もしもう一度ギグがあれば行くかも…という気持ちがよぎったのも確かだ。

VdGG76Programme
'76年ツアープログラム
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8月25日(月) キャメル/CAMEL - モルヴァン/ウインター・ガーデン 

アンドリュ-・ラティマ-/Andrew Latimar (vo., gtr.
ダグ・ファ-ガスン/Doug Ferguson (bs.
アンディ・ウォード/Andy Ward  (drms.
ピ-タ-・バーデンス/Peter Bardens (kybds.、vo.

 明け方の4時半にレディングから帰宅したばかりだが昼過ぎにはパディントン駅からインターシティーに乗ってグレイト・モルヴァンへ向かっていた。ここでのギグが今回のブリティッシュ・ツアー最終で、かつ、友達が滞英中に見られる最後のチャンスだ。
 モルヴァンは最近「威風堂々」等で有名なイギリスの作曲家エルガーがその生涯をほとんど過ごした場所として町おこしをしている様だが75年頃はウスターシャーの田舎町の一つだった。エルガーに関してはケン・ラッセル監督が彼の伝記ヴィデオを制作して最近話題を集めている。
 B&Bで宿をとった。日本人は初めてらしく色々親切に説明してくれるのだが、部屋がピンクのフリルで飾られていてどうも落ち着かない。ギグが始まるまでまだ時間があるのでここの観光名所の一つ、モルヴァン・ヒルへ散歩に行ったのだが、丘と思って登っていったら実は500m程の山!イギリスでは、1000m以下はヒル(丘)と呼ぶそうだ。思わず山登りをしてしまった訳だが、頂上から眺めたモルヴァンの村は、十字架を掲げた教会の周りをレンガ造りの可愛い家が取り囲みまるで童話の国の様…とすれば、あのフリフリの部屋もイメージに合っているのか。

25/8CAMELmalvernPoster

25/8CAMELflyer

 今夜の会場はウィンター・ガーデンという多目的ホール。今日は皆に会わぬ様、こそこそと入っていった。スキンは「彼等はタバコ吸ったり、飲み物飲んだりしているだけだから平気平気。」と言ってくれるけど、こう毎回楽屋行きが続くと恐縮してしまう。演奏もこれだけ聴き続ければ音の一つ一つを覚えてしまって、少しでもトチると直ぐ気づいてしまう。今夜は「ホワイトライダー」のムーグの出だしで音が飛んだ。バーデンスがヘッドフォンのプラグを抜き忘れていた様だ。ラティマーは中々張り切っていてギター・ソロに新しいフレーズを入れていた。前バーデンスが「サンタナみたい」と言っていたけど、レスポールでのびのびの音を出すと顔まで同じように音に合わせて伸び切ってしまうんだ…

Bardens B/W 2

Doug&Latimar B/W 2A

 今夜も9時45分から11時まで無事演奏してくれました。

8月23日(土)~24日(日) レディング・フェスティヴァル - Reading 

23日
イエス、スーパートランプ、オザーク・マウンテン・ディアデヴィル、アラン・スティヴァル、シン・リジィ、スナフ、ストリング・ドリヴィン・シング、カーサル・フライアーズ、アルバトス、ジーブラ
24日
ウィシュボン・アッシュ、ルウ・リード、マハヴィシュヌ・オーケストラ、ロビン・トロワー、ソフト・マシーン、キャラヴァン、へヴィ・メタル・キッズ、リチャード&リンダ トムプスン、ベィブ・ルース、クライマックス・ブルース・バンド

Reading Ticket

 22日になって友達から「車の手配がつきそうだからレディングに行こう」と電話が入った。この年のレディング・フェスティヴァルはそこそこのバンドが出ていたので行きたかったのだが、とにかく野外で3日間通して行われるロック・フェスティヴァル。テント村が在るとはいえ女の子がひょこひょこと出掛けるわけには行かない、いや行きたくない、と諦めていたのだが、何人かのグループで行くのなら安心だ。だが車がなかなか見つからなくて結局ロンドンを発ったのは夕方過ぎ、男3人女2人の5人グループで出発した。
 レディングまではM4モーターウェイに乗って行くのだが途中の案内標識には「ハットフィールド、及び北部~HATFIELD AND THE NORTH」と何度も出てくる。「あぁ、彼等はツアーに行く途中これを見てバンド名を決めたんだ。」なーんて思いながら車に揺られていた。ロンドン郊外へ出るともう真っ暗。ハイウエイ両脇に並ぶ街灯のオレンジ・ランプと道を示すグリーンのランプが暗やみの中消えては現れ左右に流れ又闇に消えていくのを見ていると何処か現実離れした宇宙で浮遊している様な気分になってしまう。もちろんバックグラウンド・ミュージックはピンク・フロイドだね。
 レディングへ着いたのはもう10時過ぎ。会場からはホウクウインドのプレイが聞こえていた。私達はとにかく駐車場探し。やっと車を停めてそのまま女性は車中泊、男性は車外で寝袋で就寝してもらった。

Reading チラシ 表
Reading チラシ 裏
READING RESTIVALのチラシ 表と裏

 翌朝、コンサートが始まるのは昼からなのでそれまでに何か食べて顔洗ってトイレに行ってと、うだうだしていたらアッと言う間に入場の列が出来てしまいそのまま人込みに飲み込まれて会場に入ってしまった。
 正面中央にでっかいスクリーンが設えてあり、これを挟んで左右2つのステイジが組まれており、片方が演奏している間にもう一方で次のセッティングをするという、実に合理的な方法を取っていた。服やバッジやお土産物、飲み物、食べ物の店が周りを取り囲んでいて、背後には案内所まで在る。しかし2~3万のオーディエンスが一度に集まるのだからやはり大変だ。レディングで生き残る必要アイテム10点、なんて情報もしっかり掴んでおかなければ。その中の一つが旗!これが無ければトイレ等で場所を離れた場合、元居た自分の位置が解らなくなる。必需品だ。
 それにしても野外でのコンサートなので音はしれている。皆のんびりと音楽と夏の日差しと雰囲気を楽しんでいる様だ。客もヨーロッパとかイギリスの地方からキャンピング・カーでキャラヴァンして来た人が多いようで、あちこちで外国語が飛び交っている。
 23日のお目当てはイエスとスーパートラムプ。2バンド共トリだけに陽が落ちてからの出場だ。スーパートラムプはキーボードのリッチ・デイヴィスとロジャー・ホジスンが居て「ドリーマー」を歌ってくれればそれでゴキゲン。イエスは74年にリック・ウェイクマンが脱けた後、元リフュジーのパトリック・モラーズが入ったのだが、ウェイクマンに比べてそのプレイに華が無い。技は有るのだが、イエスのシンフォニィ的なサウンドにいまいち合っていないというか、ウェイクマンが華麗なキーボード・プレイでイエス・サウンドにピッタリ合わさっていただけに、その後釜は実に居心地が悪かろうと思ってしまう。それにしてもイエスはサウンドも照明も野外とは思えないほど完璧なショウを見せてくれた。特にステイジ後方から何本ものレーザー光線が発射されたのにはオーディエンス全員が度肝を抜かれたはずだ。レーザー光線ショウは今でこそ当たり前の様に仕掛けられるが、75年当時では、5月にゼッペリンのコンサートで3本のレーザー光線がステイジから発射されたのが初めてで、イエスではそれが何本も使われたのだから皆ビックリしたはずだ。

Reading 地図
REDING FESTIVAL会場で配られたSOUNDS誌の号外に載っていた会場の地図

 さて、レディングの様な郊外の原っぱでは8月の終わりになると朝夕は吐く息が真っ白で歯がガチガチ言う程冷える。暖房を点けたまま車内にいても寒すぎて寝られない。車外で寝袋で過ごした男性陣は本当に寒かったと思う。申し訳ない。私達が寝不足でぼわ~としていても回りのキャンピング・カーで来たヨーロッパ組は逞しく、朝から鼻歌など歌いながらフライパンでべイコン・エッグ等焼いて食べている。狩猟/放牧民族はやっぱ違うわ、とその隣でカップ麺をすすりながらぼうっとした頭で考えていた。

 24日は何と言ってもキャラヴァンとソフト・マシーン!
 キャラヴァンは既にデイヴ・シンクレアが脱けていて、彼の代わりにヤン・シャルハースがキーボードを弾いているはずだ。曲も「リチャードのために」こそ無かったが「ダブ・ソング・コンチェルト」や「瞳の中の愛」と聴かせ所はプレイしてくれたので満足。そしてアンコールの「ホーダウン」は又してもリチャードスンの手拍子講習会が有りました。

Reading Softs
キャラヴァンの演奏中、セッティングしている間に一人ステイジでギターの練習をしているエサリッジ君の後姿

 キャラヴァンが演奏している間、隣の舞台では次のソフト・マシーンのセッティングが始まっていたのだが、新入りのギタリストのエサリッジが一人隅の方でギターを抱えて指慣らしをしていた。熱心だ。
 さて、ソフト・マシーンはこのレディングで一番聴きたかったバンドだ。ウルフの頃からエサリッジのギター・プレイが好きでアラン・ホルズワースの後にソフトに入ったと聞いた時から気になって仕方なかったのだ。ソフトはメムバー全員の演奏レベルが高いし、その中でのエサリッジのギターなら映えるだろうと期待していた。ウン、この早弾き、回りのおじさん達に負けていないぞ。ふと見ればロビン・トロワーが舞台後方でパイプ椅子に腰掛けてじっとエサリッジを見ている。やはりギタリストとして気になるのだろうか。ソフトは殆ど切れ目無しで1時間弱演奏してくれた。
 最後のウィッシュボン・アッシュは仕掛け花火が放たれてフェスティヴァル最後を華やかに飾ってくれた。

 霧も出てどんどん寒くなってきたレディングを夜中に出て家に着いたのは明け方の4時頃。一眠りしてお昼にはキャメルを見る為に私と友達はパディントン駅に向っていた。

8月16日(土) キャメル/CAMEL - リバプール/スタディアム 

アンドリュ-・ラティマ-/Andrew Latimar (vo., gtr.
ダグ・ファ-ガスン/Doug Ferguson (bs.
アンディ・ウォード/Andy Ward  (drms.
ピ-タ-・バーデンス/Peter Bardens (kybds.、vo.

 友達が夏休みを取ってロンドンへやって来た。彼女もキャメル・ファンなので早速リバプールへ。
 日本の新幹線に似たインターシティという特急列車に乗って2時間半、今でこそきれいな観光都市となっているリバプールだが、この頃は駅に着いた途端友達が「帰ろう?」と言った程うさん臭い得体のしれない都市だった。港があると言う事は様々な人種が入って来ると言う事で、アイルランド人も居れば黒人も居るしいろんな音楽も入ってくる。ビートルズがここで新しい音楽を創り上げたというのもこういう背景があったからだ。
 今夜キャメルが演奏する「スタディアム」は元々ボクシングの試合用に建てられた施設で、普段は地元のバンドやハードロック・バンドが演奏しているのだが、暗い、寒い、雰囲気が悪いと非常に評判の悪いホールだ。とりあえずティケットを買って中に入って…エンジニアのスキンと出会った途端「10月にロイヤル・アルバート・ホールで40人のオーケストラと一緒に演るよ」と真っ先に教えてくれた。それに、アメリカでは誰も「グース」アルバムを買ってくれないので、秋に予定されていたアメリカン・ツアーはキャンセルされてしまったそうだ。なにやかやと話している内にまた「行こうか」とバーデンスさんのいる楽屋に連れていってくれた。中央にテーブルが置いてあって4人共そこに腰掛けている。ダグなど肩にタオルを掛け、テーブルの上にどっかと乗っかってビールを飲んでいる様はまるで体育の先生の様。ウォード君は東洋の女の子が気になるのか、テーブルの向こうからチラチラこちらを見ている。バーデンスさんにハモンドオルガンの事を聞いてみた。「買ったのは4~5年前でドイツまで買いに行ったんだ。高いから中古で買ったけどまだローンが残っている。」という事だった。 ラティマー君は立ったり座ったり出たり入ったりと、とにかくウロウロしている。その内に出演時間が近づいたので私達も会場に戻った。
GEMINILatimar
 曲もいつも通り演奏され「グース」もクライマックスにさしかかってスモーク・ボムが発射された途端、ほとんどの電源が飛んでしまった!ラティマーはお手上げといったポーズでさっさと楽屋に戻ってしまい、ウォードも脱いだTシャツで汗を拭きながら出て行った。かろうじてバーデンスのハモンドとピアノ等が生きていたのでしばらく彼一人で頑張って弾いていたのだが、ダグが事故の様子を知らせに来てから彼も諦めたらしく肩をすくめ両手を広げ出ていこうとした。が、その前にオーディエンスに説明しようとヴォーカル・マイクをとったのだがこれも切れていたのでそのままキーボードをフェィド・アウトにして奥に戻って行った。
 スキン等の必死の修復の甲斐あってアンコールはかろうじてプレイ出来たが、一度に全部の電源が切れたのは後にも先にもこれが初めてだ。
 ショウの後、再び楽屋を覗いて少し話していたらラティマー君がわざとらしく前を通り過ぎざまに「また、お会いしましょうね」と日本語で言った。「え?何で日本語話せるの?」「他、なんか言える?」とかおだてたら「よいお日和ですね」とか「あなたとわたし」とか思いつくまま単語を並べていた。乗りやすい奴だ。傍でバーデンスさんが「すご~い!君は天才だよ」と笑っている。彼等はそのまま車で帰るので駐車場まで見送りに行って、私達の2~3歩前をラティマー君とバーデンスさんが肩を並べて「僕たち貧乏だよなぁ」な~んて話ながら歩いている。
GEMINIWard
 「じゃぁまたね」「今度はロンドンで」と言い交わしていると車の影からウォード君がトコトコと走り出てきて「さよなら」とニコッとしてくれた。可愛いい…

8月9日(土) キャメル/CAMEL - サウスエンド/カーサル 

アンドリュ-・ラティマ-/Andrew Latimar (vo., gtr.
ダグ・ファ-ガスン/Doug Ferguson (bs.
アンディ・ウォード/Andy Ward  (drms.
ピ-タ-・バーデンス/Peter Bardens (kybds.、vo.

サウスエンドはロンドンから鉄道で40分程東へ行った海辺の保養地だ。終電は11時35分。行けない事は無いのだが、先週2度も見ているし…と考えていたら友達が耳もとで囁く。「行こう!?」今日は土曜日だし、観光も兼ねて行くか!!

9/8CAMELsouthend
サウスエンド カーサル。 アミューズメント・パークの中にある。 
 
 イギリスの海岸沿いの保養地は総じて海岸線に沿う様にレストランやブティック、お土産物屋さんが並び、「ピア」と呼ばれる海に突き出た桟橋にアミューズメント施設、つまり日本のデパートの屋上にある様な子供用のミニ遊園地とかテイクアウトのスナックバー、レストラン、ゲームセンター等そしてホールが在る。カーサルもこの様なピアの一つで今夜キャメルはここで演奏するのだ。
 丁度カーニヴァルにあたったらしく、あちこちで人だかりがしてワイワイ騒いでいる。海にはレジャーボートが何艘も浮かんでおり、カモメが群れ飛び交っていて、あぁ久々の海だぁとばかりにしばらく波打ち際で遊んでしまった。
 さて、前座バンドが演奏している最中にバーデンスさんが会場の隅をうろついていた。一応「こんにちは」と挨拶したら「この前、クロイドンに来ていただろ。見たよ」と言われてしまった。確かにクロイドンでは前から2列目のバーデンスの真ん前に座っていたのだが、ステイジから見えたのだろうか?前座バンドの音が大きくてお互い何を言っているのかほとんど聞こえなかったので「じゃね」「またね」と言ってすぐ別れた。

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Doug1

 10時から彼等が演奏したのだが、クロイドンのし~んとした観客と違い、ガヤガヤした雰囲気の中でラティマーとバーデンスがすぐお互い顔を見合わせてはにっこりしながらプレイするので、はた目にもリラックスして演奏してるなとこちらまで楽しくなってしまった。終電の関係もあるのでこの夜は2曲目のアンコールの「レディファンタジー」を聴けなかったのが残念だ。

8月3日(日) キャメル/CAMEL -  クロイドン/フェアフィールド・ホール  

アンドリュ-・ラティマ-/Andrew Latimar (vo., gtr.
ダグ・ファ-ガスン/Doug Ferguson (bs.
アンディ・ウォード/Andy Ward  (drms.
ピ-タ-・バーデンス/Peter Bardens (kybds.、vo.

金曜日にキャメルを見たばかりなのだが、今夜のギグは予め前売りを買っていたコンサートだ。クロイドンはロンドン郊外といっても鉄道で15分程で行ける衛星都市。終電も11時44分。十分行ける!

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 今夜の会場となるフェアフィールド・ホールは日本の厚生年金会館の様なちゃんとしたコンサート・ホールで、しかも今夜もソールド・アウト!キャメル人気も本物になってきた。
SCA Bardens

 演奏はいつも通り。しかし会場が良すぎるのか、良いホールに慣れていないのか、ミキシングが今一つ上手く出来ていない。バックのスライドも又変わっていて、これも前の方が良かった。ただ「グース」のラストで出したスモーク・ボムの煙がアンコールの前になっても消えなくて、バーデンスは煙の中を泳ぐポーズで出て来たり(ちなみに平泳ぎだった)、ラティマーは面白がって煙を蹴飛ばしながら演奏していたら「レディファンタジー」の歌に入るタイミングを逃し、慌ててマイクに向かったりで、ちょっと笑えた。
SCA Doug
キャメルだって毎回同じ事を演っているのだ。出来の良い日もあるしそうで無い日もあるさ。

8月1日(金) キャメル/CAMEL -ワトフォード/タウン・ホール 

アンドリュ-・ラティマ-/Andrew Latimar (vo., gtr.
ダグ・ファ-ガスン/Doug Ferguson (bs.
アンディ・ウォード/Andy Ward  (drms.
ピ-タ-・バーデンス/Peter Bardens (kybds.、vo.

8月のイギリス短期ツアーが始まった。オープニングはロンドンのはずれにあるワトフォード。ここにはエルトン・ジョンが副会長を勤める有名なフットボール・クラブがあるが街自体は静かなロンドン郊外の住宅地だ。
 地図を見ていると地下鉄メトロポリタン・ラインの最終駅がワトフォード。都心から50分もかかるし終電は11時35分、しかもウエムブリィ止まり。友達は行こうと誘う。ええい一か八か行ってやるか!
 地下鉄ワトフォード駅から町の中心地に向かって歩いて20分程でタウン・ホールに着いた。9時45分にショウが始まったのだが、その少し前に舞台の隅からウォード君がオーディエンスを覗いている。彼は視力が悪いらしく普段は常にメガネを着用しているが、ステイジにははずして出て来るのでいつも焦点が合っていない。だからだろう、毎回メガネをして演奏が始まる直前にチラと舞台の影からオーディエンスの様子を見に出くる。

1/8 Watford AD CAMEL

 曲の構成は変わらず、しかしホリデイ明けのせいか全員コンディションがとても良く一音一音丁寧にプレイしていた。特にバーデンスの乗りが良いみたいで、シャツの袖を無造作にまくり上げ、次々とキーボードを弾きまくっているのは見ていてもカッコいい!ラティマーもシルバーグリーンのストラトカスターでリズムを刻みながらダグやウォードの方へ歩み寄り、バーデンスをニコニコしながら見やっては何か話していた。

Latimer flute

 この日から「グース」の出だしはテープを使用し始め、バックのスライドも少々変えていたが、これは前の方が良かった。スモーク・ボムも無かった。
 アンコールの「レディファンタジー」ではバーデンスはくわえタバコでプレイするし、ラティマーは歌詞を間違えてしまいそれに4人共気が付きニヤニヤするし…でも全体的には本当に良い演奏だった。

Andy

 この夜、ワトフォードから終電でとりあえずウエムブリーまで帰ったら、そこから新たにロンドン市内までの乗り継ぎの終電が出ていた。助かった。
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