スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

10月19日(日) カーヴド・エア/CURVED AIR - ロンドン/ラウンドハウス 

ソーニャ・クリスティナ/Sonja Kristina  (vo., kybds.
ダリル・ウェイ/Darryl Way      (vi., kybds.
ミック・ジャックス/Mick Jacques  (gtr.
トニィ・リーヴス/Tony Reeves   (bs.
ステュワート・クープラン/Stewart Copeland (drms.

CurvedAir Ticket

 カーヴド・エアは、ロイヤル・コレッジ・オブ・ミュージックで正規のクラシック教育を受けたヴァイオリニストのダリル・ウェイとロイヤル・アカデミィ・オブ・ミュージックの学生だったキーボード・プレイヤー、フランシス・モンクマンの2人が中心となって奏でるクラシカルなサウンズが特徴で、私も好きでよく聴いていたバンドだ。しかし、解散、メムバーチェンジを常に繰り返しており、一体今誰が居るの?という状態だったのだが、とりあえず聴きに行ってみた。
 が、カーヴド・エアってこんなハードロック・バンドだったっけ?と思うほど、大音響でロックしていたので驚いてしまった。この時発売されていたのは「ミッドナイト・ワィア」で、ヴォーカルのソーニャ・クリスティナの嗜好が歌詞にもサウンドにも反映されたアルバムだ。彼女はジャニス・ジョプリンが好きというだけあってブルージィな曲をバックに目一杯シャウトしている。露出度満点の衣装に編み上げブーツ、あの「ファンタスマゴリア」の可憐な雰囲気など微塵も感じられ無い。クラシカル・テイストを創り出していたキーボードのモンクマンが脱けただけでこんなにもサウンドが変わってしまうのだろうか。ヴァイオリンのウェイもここ2年程自分のバンド「ウルフ」で独自の音楽を追及していたし…

CurvedAir Sonya

 73年の夏、マーキーでウルフを見た事がある。ウェイのヴァイオリンを中心にギターのジョン・エサリッジ(後ソフト・マシーン他)、ベイスのデック・メセカー(後キャラヴァン)、ドラムスのイアン・モズリィ(後トレイス~マリリオン)と今考えるとそうそうたるメムバーで、ウェイのクラシカルなヴァイオリンとエサリッジのジャズ・テイスト溢れるギターのイムプロヴァイゼイションが同時に聴かれるおもしろいサウンドを醸し出していた。ウェイのヴァイオリンは音がとてもクリアでやっぱり音楽大学出は違うなと思っていたものだが、ここに落とし穴があった様だ。ウェイは学校で譜面を読みながら演奏する訓練ばかりを受けていたのでイムプロヴァイゼイションが出来なかったらしい。方やエサリッジはジャズ・ギターなのでほとんどがイムプロヴァイゼイションでプレイする。で、聴き終わった後の感想が「ウェイのヴァイオリンは上手かったね、でもエサリッジ君のギターがカッコ良かった!」になってしまったのだ。

CurvedAir Way

 さて、カーヴド・エアのライヴに話を戻すと、ショウはそろそろクライマックスにさしかかりお得意の「ヴィヴァルディ」が始まった。どのバンドでもこれだけは演奏するという曲があって、カーヴド・エアの場合はこの「ヴィヴァルディ」だ。ウェイが「四季/冬」のメロディの後、ヴァイオリンで実験的な音を次々出していくというソロを延々とプレイし、最後には又ヴィヴァルディのフレーズに戻っていく。ふと横を見ると、あれ、トニィ・リーヴスさんがベイスを弾いているのに今頃気がついた。グリーンスレイドを辞めてからこんな所でお目にかかるとは…ヒゲも剃り髪も短く刈っているので判りませんでしたわ。しかし彼のフェンダー・テレカスター・ベイスは健在だ。ビンビン響かせている。ドラムスのクープランはこの頃はまだ無名だったが、その後スティング等と組んでポリスを結成、ビッグスターになったのは周知の事だ。
 カーヴド・エアはこの後2~3枚のアルバムをリリースしてから77年に解散している。
 その後ソーニャは幾つか自分のバンドを作り、つい最近もライヴを行っている。モンクマンはセッションマンとして様々なミュージシャンと組み、クラシックからポップ、自分のバンド「スカイ」他数多くのアルバムをリリースし、ウェイやオリジナル・メムバーのピルキントンーミクサとも何枚かアルバムを制作している。ウェイも又クラシックのアルバムを数多く出していて、最近は故郷のデヴォン中心にサイァレン(ホーマーの「オデッセイ」に出てくる海の妖精で、その歌声で船員を海中に引きずり込むと云われている)をテーマに、オーケストラと合唱団のプロジェクトを企画しているそうだ。ロイヤル・アカデミィ出のモンクマンにしろロイヤル・コレッジ出のウェイにしろ音楽大学出身組は強い。ピルキントンーミクサはモンクマンと数枚のCDで共演した以外は自宅で彫刻の制作をしている様だ。
 カーヴド・エアとしては90年にオリジナル・メムバーが集まり「TWENTY YEARS ON」以外は初期のアルバムからの曲で構成されたコンサートを行い、ライヴ・アルバムをリリースしている。
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。