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10月18日(土) ロキシィ・ミュージック/Roxy Music - ロンドン/エムパイァ・プール、ウエムブリ 

ブライアン・フェリィ/Bryan Ferry  (vo.
アンディ・マッカィ/Andy Mackay  (oboe, sax
フィル・マンザネイラ/Phil Manzanera (gtr.
ポール・トムプスン/Paul Thompson (drms.
エディ・ジョブスン/Eddie Jobson  (vi., synth., kybds.
ジョン・グスタフスン/John Gustafson (bs.

Roxy Music Ticket


 71年の結成以来年毎にヒットアルバムをリリースしてきたロキシィ・ミュージックが「サィアレン」をフィーチャーしたコンサートをウエムブリィで行った。前座についたのは日本の「サディスティック・ミカ・バンド」だ。
 前座は見る気が無かったのでゆっくり会場へ出向きしばらくロビーでうろついていた。
イギリスでツアーする初めての日本人バンドとして物珍しさで話題にはなっていたが、ホール内から漏れ聞こえる音を聴いてもお世辞にも上手いとは言えない、と云うか大きな会場でこれ程沢山の聴衆を前にプレイするのに慣れて居ないのがミエミエだ。中で騒いでいるのはティーンエイジャーばかりでロキシィ目当てのオーディエンスは大概ロビーに出ていた。それにしても、ファンがフェリィや他のメムバー、イーノ等の真似っこをしていて皆ファッショナブルなのにはさすがという他は無い。
 9時20分頃からいよいよロキシィ・ショウの始まりだ。舞台中央に円形のスクリーンが掲げてありシンセサイザーの音をバックに何やらぼんやりと映っている。だんだん映像がはっきりし始めそれが「サィアレン」のジャケットだと分かった途端パッと照明が点き演奏が始まる。かっこいい!フェリィ、グスタフスン、バックコーラスのロクセッツのお姉さん2人はGIスタイル。そでにロキシィの刺繍のワッペンを着けて、フェリィは体をクネクネと動かしながらシングル・カットされた「恋はドラッグ」を歌い、キーボードを弾く間は無造作にマイクをズボンのポケットに突っ込んでいる。それにしてもこの人のヴォーカルは独特の節回しなので上手いのか下手なのか解らない…マンザネイラは何種類ものギターを取っ換え引っ換えプレイしている。マッカイも50年代風に髪をオールバックにとかしつけサックスを吹く様はやっぱりかっこいい。ジョブスンはこの頃まだ20歳そこそこだったと思うがカーヴド・エアで鍛えられたのか舞台度胸は他のメムバーに負けてはいない。トレード・マークにもなっているクリスタル・ヴァイオリンや真っ白のヴァイオリンで弾いた最後の音にエコーをかけたまま、ムーグに演奏を持っていくあたりはさすが上手いと関心してしまった。見た目も美少年の彼にはミーハーファンもしっかり付いていて、彼が動く度に「エディ~!」「ジョブス~ン!」と女の子達のきいろい叫び声がかかるのが何とも可愛い。中央のスクリーンにはメムバーの演奏シーンのアップが次々と映される。ショウも後半に移りヒット曲が歌われ始めると、ロクセッツのお姉さん達がGIスタイルから真っ赤とピンクのビニール・レザーのピッタリしたロングドレスに着替えて来て、妖艶な振りでコーラスを付け、円形スクリーンの回りに取り付けられた赤い小さなランプがパパッと光り輝きながらクルクル回り、いやがおうでも盛り上がってしまう。良い演奏を聴かせてくれるのが本来のロック・コンサートなのだが、それに加えて見ても楽しいショウを目前に繰り広げてくれるロキシィ・ミュージックは、やはりただものでは無かった。翌年発売されたライヴ・アルバム「ヴィヴァ!ロキシー」には75年に行われたコンサートの一部が収録されている。

Roxy Music Programme
会場で売られていたプログラム

 この2日前の16日にロイヤル・アルバート・ホールで「バタフライ・ボール」のコンサートがあった。これは、ビートルズのイラスト等で有名なアラン・オールドリッチの本の原作に、元ディープ・パープルのロジャー・グロヴァーが音楽を付けた同名のコンセプト・アルバムで、その参加ミュージシャンを集めてライヴを行い、収益金を白血病の基金に充てるというチャリティ・コンサートだったのだが、当のグロヴァーを始めジョン・ロード、デイヴィッド・カヴァデイル、イアン・ギラン、グレン・ヒューズ等のパープル組、エディ・ハーディン、レイ・フェンウィックのスペンサー・デイヴィス組の他、エディ・ジョブスン、ジョン・グスタフスンのロキシィ組も出ていた。しかし、有名ミュージシャンが次々とステイジに出てきてはただ歌うだけの顔見せコンサートの様で、ショウ的には全く面白く無かったのだが、隅でビヤ樽のような体形になったジョン・ロードおじ様がジョブスン君にハモンドの弾き方を伝授しているのが何ともほほ笑ましい様な…ジョブスンはここでもクリスタル・ヴァイオリンで聴き所をプレイしてくれました。
 さて、ロキシィ・ミュージックは79年に「マニフェスト」、80年に「フレッシュ・アンド・ブラッド」、82年に「アヴァロン」をリリースした後、惜しまれながらも解散してしまったのだが、2001年の夏、ツアーだけの為にメムバーが集まってコンサートを行い、9月には来日している。
 現在フェリィはソロ・アーティストとして精力的に活躍しており、マンザネイラも自分のバンド「801」を経てから、多くのミュージシャンと数多くのアルバムを録音している。またマッケイもいろいろなアルバムにセッション参加している。ジョブスンも「UK」や「フランク・ザッパ」その他数えきれない程のミュージシャンと共演し、最近ではブルガリアン・ウィメンズ・クワイアをプロデュース。ビル・ブラッフォード、トニー・レヴィン、シティ・プラハ・フィルハーモニィとアルバムで共演している。
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